スポンサーサイト
--/--/-- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ↑top
デリヘル嬢、危機一髪!後編
2005/11/28 00:13
デリヘル嬢、危機一髪!前編

こちらから御覧になる方は↑の前編からどうぞ。


僕の友人、Kのお話なのですが

今日はKの視点で書くので「僕」という表現が平気で出てきます。

しかしあくまでもKから聞いた話ということでお願いします。








「トントン…」




やっと来たか。

僕の胸の鼓動は今シーズン最高を記録していた。

もう準備は整っている。





よし、一気にカタをつけよう。





震える手で、ドアノブをゆっくり回した。

しかしそこに女性はいない。

ましてや友人のZでもない。



そこにいたのはジャミラというおぞましき怪物だった。



ジャミラは自分の存在を悪びれる様子もなく

開口一番、こう呟いた。




「…あ、もうチェンジする時間ないから」




言ってることもおかしいが

地球言語を使いこなしていることに

僕はいささか衝撃を受けた。




続けてジャミラはおかしなことを言い始めた。






「なんかさーあんた見たことあるんだよね」

「はぁ?」

「もしかしてK君?」











「そ、そんなことないよー」








僕は必死に否定した。

そもそも知り合いの中にこんな怪物はいない。



「絶対人違いだって」

「いやー、あたし中学の時あんたのファンだったもん」

「まさか、だって俺見たことねーぞ」

「試合とか見てたもん。○○中でしょ?」







!!






「まっちゃんわかる~?友達なんだよね」

「し、知らねーよ」

「そ。なら別にいいけど」





やべ、まっちゃん普通に友達。













どうして僕はこんな地球外生命体に

1万円という大金を払わなければならないんだ。

しかも友達にジャミラと××したという事がばれるかもしれない。







もうダメぽ。






「シャワー入る?」

「いや、いいわ」

返答速度コンマ5秒。





「今日はただデリヘル嬢とお話したかっただけだから」

「ふーん。でもたまにいるんだよねそういう人」












気付けジャミラ。










お前だからその選択肢が現れるのだ。














僕はその後大金を払って

デリヘル嬢のありがたいお話を聞いた。




月収60万だとか、客はオヤジが多いとか。




そんなことはどうでもいい。

早く帰って欲しかった。

お金ならもう渡したでしょ?

だから早く帰って。




「ホントに何もしないのー」

「うん、いい話聞かせてもらったよ」

「そっか。じゃあそろそろ帰るね」

「おう。仕事頑張れよ」






約束の2時間後。

僕はZと再会した。




K:「どうだった?」

Z:「上玉。性交に成功した」




僕は今までそれなりの幸せに囲まれて生きてきた。

だから時にはこんな不幸な事件があってもいいじゃないか。



それでも何だか腑に落ちない自分がいた。

ちくしょう、僕があっちの部屋に入っていれば…!




全てをZに話したら、彼はこう言った。








「残念だけど、人はこうやって大きくなるんだ」










言っておくが、今日俺は少しも大きくならなかったぞ。









いつもと同じ帰り道。

見える景色は何も変わらない。

でもそこには少しだけやさぐれた僕がいた。










   



奇遇なことに、著者のイニシャルは「K・K」





スポンサーサイト
別窓 | 体験 | コメント(45) | トラックバック(1) | ↑top
| 虚言症の戯言 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。