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男と女の居酒場物語
2006/04/29 18:01
居酒屋。

酒に酔いしれ、気分が高揚することが許される場所。

普段言えないことも、この場所では吐き出すことが出来る。



僕は居酒屋のカウンターで料理を作っている。

ゆえに、目の前のお客様の会話が聞こえてくることがある。



先日、とても興味深いカップルがカウンター席に座っていた。



年齢的には30代前半であろうか、

会社帰りと思われる男性と、少し着飾った女性だった。


どこにでもいる、普通のカップルに見えた。


僕は初め、彼らの異変に気付く事はなかった。

だが、彼らのお酒のペースが上がるにつれて、

僕は次第におかしな点に気付き始めた。





女「ねえ、どうしてアンタは自分で決められないの?」

男「だってぇ。しょうがないじゃないでちゅか」






ちゅか?







百歩譲って、赤ちゃん口調は許すことにしよう。

問題はその会話の内容である。








女「てゆーか、ハッキリしてよ。奥さんに言ったの?」

男「…………」








不倫ー。






なんだかドラマでありきたりな台詞でも、

現実に目の前でされると興味深いものである。


不倫は当然いけないことではあるが、

その事を今ここで説くのは野暮であろう。




他人に聞かれている自覚がないからか、

はたまた酔いが回っているせいか、

彼らは堂々と大胆な話をしてくれた。




女「自分で言えないなら、アタシが言う」

男「い、いや、それはちょっと…」









現実は、ドラマよりドラマティックだ。






しがない居酒屋で展開されるこの愛憎劇に、

僕はただ、耳を奪われるばかりであった。



その時、男の携帯が鳴った。

今は「着メロ」ではなく「着うた」が普及しているようだ。


進化を遂げている現在の携帯電話は、

その着信音をよりクリアなものにさせていた。







ミニモニテレフォンがリンリンリン♪










エクセレント!











もうコントとしか思えないこの状況に、

酒を飲まずとも僕は酔いしれることが出来た。



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